「福祉」「八百屋」の二大不人気業界でWantedly採用を成功させる、再現性の高い運用の”コツ”とは。
2024.07.26
まえがき
今日のセミナーの目的は、
・レガシー産業or不人気業界の企業が抱える悩みの解明
・原因に対する具体的な解決策の特定
を行い、LOGZGROUPと八百鮮の事例をもとに、即日使えるWantedlyの運用Tipsを探りました。「うまく採用を行えているか分からない。」、「大量の採用計画がうまくいかない。」、「採用活動でミスマッチが起きている。」など、様々な問題を解決するために、具体的な事例を解説していきます!
登壇者紹介
LOGZGROUP株式会社 執行役員 杉浦日向子
LOGZGROUP株式会社の執行役員を務めております、杉浦日向子と申します!
弊社は、平均年齢47歳で採用難と言われている福祉業界で、障がい者の就労支援施設を運営しております。実際にWantedlyを活用してからは、現在進行形で平均年齢27歳の組織を形成し、年間80名の採用を行っています。
その後、若手の採用支援に特化したイチミ株式会社を子会社として設立し、Wantedlyの採用コンサルティング事業を始めました。現在では、200社以上の運用実績と、30社以上でWantedlyの会社ランキング1位を獲得しています。
株式会社八百鮮 代表取締役社長 市原敬久
株式会社八百鮮の代表取締役社長を務めております、市原敬久と申します!
「八百屋を、日本一かっこよく。」というビジョンを掲げ、大阪で28歳の時起業をしました。しかし、我々のような”八百屋”という不人気業界の一企業が会社を成長させるためには、採用と育成が切っても切り離せません。
そこで、実際にLOGZGROUPさんに、Wantedlyの採用コンサルティングを行って頂き、6ヶ月で7名の採用を行うことができました。
実際、Wantedly採用で得られた成果とは?
杉浦:実際、レガシー産業とも言われる福祉事業を展開している弊社では、昨年、月平均で130を超えるエントリー数を獲得し、1年で37名の採用に成功しました。
市原:約4年前に、LOGZGROUPさんに運用に入っていただき、6ヶ月間の運用で、中途4名、新卒2名、人事1名の合計7名の採用を行うことができました。
実際に、運用成果を残したことで、Wantedlyの成功事例として公式インタビューも受けました。
※八百鮮のWantedly公式インタビューについて詳しく知りたい方はこちら!https://www.wantedly.com/companies/wantedly_partners/post_articles/241905
そもそも、Wantedlyの特徴とは?
杉浦:ご存知の方も多いかもしれませんが、Wantedlyは採用媒体です。ユーザーの内訳としては、IT人材が多く、エンジニアやセールス職が多いことが特徴です。
その中でも、大きな特徴が「20~30代の若手ユーザーの多さ」。
・20~29歳:37%
・30~39歳:35%
と、20~30代の若手層が全ユーザーの7〜8割を占めています。その他の大手採用媒体だと、40代以上が全体の40%以上を占めていることが多いため、Wantedlyは非常に若手のユーザーが多い媒体だということが分かります。
市原:Wantedlyのもう1つの特徴は「理念共感型採用」です。一般的には、給料や福利厚生などの条件面を中心に記載し、求職者は条件に惹かれ応募し、選考に臨むことが非常に多いです。
そのため、当然
「条件は合うが、雰囲気が合わず、定着率が低い」
「理念共感より雇用条件や給料が優先される採用手法のため、組織として一体感が出にくい」
という課題が表れ、それを解決する形で現れたのがWantedly。給料や福利厚生といった条件は一切記載できず、カルチャーやビジョンのみを打ち出すことができる媒体です。加えて、採用広報コンテンツも掲載でき、自然とミスマッチを極限まで低下させる仕組みになっているため、定着率の改善を図ると共に、組織の一体感も高めることができます。
成果を出すために、具体的に行っていたこととは?
杉浦:私たちが、月間150エントリー、年間80名の採用を実現するために実際に行っていたことは、
①徹底した毎日の募集投稿
②毎週の運用戦略の見直しと施策の効果検証
の2つです。先述の「毎日の募集投稿」の通り、前提としてWantedlyは、日々の地道な積み重ねが重要ですが、闇雲に運用して成果の出る媒体ではありません。弊社では、先週施策の振り返りを行った上で、毎週施策を最低3つ行い、Wantedlyのアルゴリズムを解析しながら、日々効果検証を行っていました。
市原:私は、どのような企業様も魅力を持っているはずで、それをどのようにして外部へ上手くアピールできるか、ということが非常に大切だと感じています。
その上で我々が注力していたのが、SNSの徹底的な活用。
①社員インタビューのTwitter&Facebook上での拡散
②求人のTwitter&Facebook上での拡散
この2つを徹底していました。その中で、「八百屋にもこんな素敵な会社があるんだ」という新たな刺激や印象を与えることが成功した要因だったと考えています。
実際に、LOGZGROUPさんにアイキャッチ画像の相談も行い、アドバイスをいただいていました。その結果、1つ目に投稿したストーリー記事で9,000PVを記録し、今週のPV数ランキングで1位も獲得し、採用広報としても大きな成果を上げることができました。
”不人気業界”である、福祉業界、八百屋の2社がWantedly採用で成功できた”秘訣”とは?
杉浦:弊社はWantedlyが主要採用媒体で、月間で150エントリーくらい来ていますが、つくづく「エントリーの母数の多さ」が重要だと感じています。
その中で、私たちが意識しているのは毎日投稿を徹底していて、絶対に更新を止めないことです。Wantedlyは新着順で上位表示される媒体なので、月額借りているプラットフォームをいかに運用するかで差が出てきます。質と量の両方が大事ですが、大抵の企業様はまず量をやりきれずに諦めてしまいます。だからこそ、地道に運用を行うことで成果を出すことに繋がります。
さらに、Wantedlyのすごいところは、月6万円で募集もストーリーも投稿し放題なので、地道にエンゲージメントを取ることができれば、非常に優秀な媒体に化けます。アカウントを育てる感覚で、SNSだと思って運用するのがいいですね。
市原:1点目は、先程述べたWantedlyの特長を最大限生かし、ビジョン共感型の採用を徹底している点です。
2点目は、ファン作りを意識している点です。具体的には、Wantedlyを活用して単純に採用するという思考ではなく、会社の長期的な資産としてファンを育てるという考え方です。例えば、その時はご縁が無かった方でも、後にお客様になったり、何年後かに再度興味を持って応募して下さるかもしれません。お給料だけでは得られない関係を築くために、コンテンツを作成したり、社長自身が自ら表に立ち話をすることが非常に重要だと思いますね。
3点目は、社長が自ら採用にコミットしている点です。先程申し上げた通り、社長が自ら表に立つことで、求職者の方との距離感を縮めることができ会社のファンを増やすことに繋がるので、この点も採用できている秘訣の1つだと思いますね。
採用に苦しんでいる採用に苦しんでいる企業様へ一言
杉浦:今回は、不人気業界&レガシー産業のWantedly採用のコツについて大解剖をしましたが、
「Wantedlyの良さをまだまだ理解できてない」
「実際に採用コンサルティングを追依頼して成果出るの?」
など、まだまだたくさんの懸念、疑問をお持ちだと思います。そのため、そのような懸念の払しょくや相談でも結構なので、まずは気軽に30分お話いただければと思います!
市原:我々がそうであったように、不人気業界に身を置く以上、採用は経営上非常に大きな課題になってきます。
その中で、我々は自社で解決するのではなく、その道のプロに相談することで、最速で最大の効果を得ることを身をもって知りました。そのため、実際に依頼をするかは置いておき、一度LOGZGROUPさんに相談していただくのが良いと思います!