マネージャーからメンバーまで。年齢、経歴、性別、全てが異なる多種多様な”5名”の採用に成功した運用戦略に迫りました。

2024.08.16

社長、副社長で回していた採用体制を変えるべく、Wantedlyの運用代行へ。

ーまず始めに簡単に自己紹介をお願いします。

株式会社7Reasonsの代表取締役副社長の石川と申します。

私は大阪出身で、現在39歳です。元々は人材派遣業界に約13年ほど従事しており、自動車整備士に特化した業界シェアナンバーワンの会社で、創業期から社長と二人三脚で全国に拠点を展開し、売上規模を大きくするまで尽力しました。

その後退職し、3年ほど前に7Reasonsに役員として参画しました。7Reasonsは、従業員数30名前後の小さな会社で、現在レギュラーメンバーは12~15名ほどです。フルリモートで拠点を持たずに運営しており、現在6期目で、10月から7期目に入ります。

7Reasonsは、私の妻である梅崎が創業し、オンライン秘書の事業を中心に、ITベンチャーやWeb広告会社の総務機能や経理機能、営業サポート、サービスのサポートを提供しています。妊娠・出産を迎える社員も多く、ママさんが多く活躍していることも特徴の1つです。

私は現在、採用支援事業を管轄しており、自動車整備業界に特化した整備士の採用を支援しています。採用が難しい職種ですが、独自のネットワークやノウハウを活用し、RPO(Recruitment Process Outsourcing)としてクライアントを支援しています。このサービスは「ラクメカ」という名前で展開しております。

ーそれでは次に、採用コンサルティングを検討していた当時の採用課題をお伺いできますでしょうか?

当時は、無料の採用媒体も運用しており、応募は多少来ていたのですが、

「正社員ではなく業務委託で部分的なお手伝いを柔軟に行える方」

を採用したいという我々の希望とは少し離れた層が大半を占めており、採用にはなかなか繋がらない状況が続いていました。そんな中、知り合いの経営者伝えで、Wantedlyが適しているのではないかと教えていただき、Wantedly運用を検討し始めました。

ー数多く採用媒体がある中で、Wantedlyを選んだ理由は何なのでしょうか?

Wantedlyを採用媒体として選択した理由は、以下の4つの点が挙げられます。

①300万人を超える豊富なユーザー数

②業務委託に適した職種の充実度の高さ

③コスト効率の良さ

④企業ブランディングの構築&採用広報機能の装備

まず、ユーザー数が約300万人ということで、大手の転職媒体などに比べても遜色ない会員数を抱えていることが大きな魅力です。加えて、月額5.5万円と費用面でランニングコストが安いというのも大きなメリットです。また、他媒体は、経験者やエンジニア、マーケターに強い印象がありますが、Wantedlyは営業やクライアントワーク、事務職、クリエイティブ職やライターといった職種に向いており、業務委託の方を採用したい我々には非常に最適な媒体でした。

そして、何よりもWantedlyには他の採用媒体にはない「採用広報機能」があります。実際に、我々の取引先のWeb系の会社様がWantedlyを運用しており、「ストーリーの活用ができるため、自分たちの魅力や雰囲気をリアルに表現する場としても優れている」とおっしゃっていたため、最終的にWantedlyを媒体として選択しました。

ー改めて、弊社へのWantedly採用コンサルティング依頼後、何名の採用に成功したのでしょうか?

LOGZGROUPさんに採用コンサルティングに入っていただき、6ヶ月間でラクメカ事業部では3名(HR経験者:1名、マネージャー候補:1名、HR事業特化顧問:1名)、ラクサポ事業部では2名(ディレクター:1名、メンバー:1名)の計5名の採用に成功しました。

ー実際にWantedly採用に注力して感じた、リアルな思いをお伺いできますか?

正直に言うと、応募者の質にはかなりバラつきがあると感じました。

フリーランスと一口に言っても、完全に独立している方もいれば、副業として働いている方、初めて業務委託を経験する方など、様々でした。中には、自分で契約を獲得できる営業力のある方もいれば、バイト感覚で仕事を探している方もいました。この多様性は面白い反面、難しさも感じました。実際に働いてみないと能力がわからないことが多かったり、リモートの管理や質の問題もありました。「どの職種」「どの業務内容」「どんな人物」を採用すべきかをしっかり考え、面接や採用プロセスを丁寧に進めないと、ミスマッチが生じることが多いと感じました。

他の媒体と比較すると、業務委託希望の応募者も一定いますが、多くありません。Wantedlyの場合、やりがいや業務内容にフォーカスする応募者が多いです。それまで、我々は給与や業務内容を提示してお話しすることが多かったのですが、応募者の中には条件よりも、どういう役割やスキルが得られるか、どの事業に携わるかを重視する方も多く、その点で受け皿が十分に機能していなかったと反省しています。

しかし、職種によりますが、フリーランス採用においてWantedlyは相性の良い媒体だったと思います。今後も運用を続けていきたいと考えています。

ーなるほど!反対に、実際運用して得られた定性的な成果などはありましたか?

まず、打ち合わせのやり方や使用するシートも含めて、きちんと仕組み化されていたので、会議の進め方や数字の読み方について非常に勉強になりました。

他の媒体や営業管理についても、自ら数字を読み、表を作成することは得意ですが、提供していただいたWantedlyに特化したシートやPDCAの回し方が非常に明確で、分かりやすく数字を確認できました。その結果に基づいて求人の手直しやタイトルのPDCAもかなり回していただいたため、求人の更新頻度も含めて、サービス内容が充実していると思いました。

また、施策の中でPDCAを積極的に回していただき、数字を追いながら実践できたことにより、信憑性の高い豊富なノウハウを蓄積できました

しかし、我々はLOGZGROUPさんに運用の大半を任せっきりになっていたので、もっと相互に密なコミュニケーションを取りつつ、運用を行えればさらにいい結果を得られることができたと感じています。

ただ、間違いなく言えるのはLOGZGROUPさんの伴走体制は非常に効果的だったと感じているので、是非採用にお困りの方は一度相談してみると良いと思います!

運用6ヶ月間でマネージャーレイヤー4名、メンバーレイヤー1名の計5名の採用に成功。

ー実際に採用できた方はどんな方だったのでしょうか?

採用した5名の方はそれぞれ異なる形で活躍いただけたと思います。

1人目の大手媒体社・キャリア媒体出身の方は、半年強ほど一緒に仕事をしました。ディレクター業務をある程度独立して遂行できる体制を整えました。サポートメンバーをつけつつも、フロントに立ってクライアントワークを任せました。足りない部分や要望は多くありましたが、ご自身の意見もしっかり持っていました。特に私が体調を崩した時期で、十分なフォローができない中、かなり活躍していただけました。

一定期間後に契約は終了しましたが、7Reasonsとして大変な時期を乗り越えられたことに非常に感謝しています。

2人目の顧問として採用した方は、具体的にはIndeedの運用方針に関するコンサルティングや、クライアントへの資料作成、セミナー内容のアドバイスなどをお任せしました。非常にレイヤーの高い方で、他社から社長就任を依頼されるほどの方でした。人柄も良く、ノウハウの提供やコンサルティング以外にも、会議での発言方法やチャットコミュニケーションなど、全メンバーの模範となる振る舞いを見せてくれました

今では個人的にも交流があり、定期的に近況報告をし合うなど、今後もビジネスにつながる関係が続くと思います。当社での活躍はもちろん、その後の展開も良い形で持てる、Wantedlyらしい繋がり方ができた事例になったと思います。サービスへの共感度も高く、本当に素晴らしい方でした。

3人目の方は、ラクメカのマネージャー候補として入社しました。週5日勤務の5分の3程度の稼働でしたが、オンボーディングの問題もあり、1ヶ月間ほぼ稼働しない状態になってしまいました。部長クラスのイメージで話し、本人の了解も得ていたので、自ら課題設定やコミュニケーションを取ることを期待していました。入社後途中から具体的な動きについて目線合わせをしましたが、結局動けず、1ヶ月でお互いのために終了しました。

質の問題というよりは、適性のフィット感を提供できなかったのが原因だと考えています。採用業界に関わる者として、こういった失敗事例も適切に経験し、大きなトラブルなく乗り越えられたことは、環境改善の必要性を認識する上で価値があったと思います。

最後の1人は、ラクサポ事業部のメンバー採用でした。女性で、フリーランスながらフルコミットしたいという意向でした。月の半分強ほどの業務量を提供し、半年ほど一緒に仕事をしました。性格も非常に良い方で、やる気もありましたが、ご自身的にフルリモート勤務の相性が悪く、中々業務にコミットできる環境を提供できませんでした。

納品ベースの仕事を増やせば、うまくいった可能性もあり、その点は当社の反省点だと考えています。

ー改めて、実際にLOGZGROUPのWantedly採用コンサルティングサービスを利用して感じた、メリットとデメリットをお伺いできますか?

4名の採用という実利的な面に加え、自分たちだけでは手が回らず、運用が進まない状況を改善できました。

一般的なコンサルティングでは、コンサルティングをしていただいた後に自分たちが手を動かすイメージですが、LOGZGROUPさんでは実際に手を動かすところまでやっていただけます。リソースも持っていただけるので、これは非常に大きなメリットだと感じました。また、ヒアリング力が高く、能力の高いコンサルタントの方にサポートしていただけたので、費用対効果は非常に高かったと思います。

また、新たな採用手法に着手する際に、複雑すぎたり遠回りな手法、不要なヒアリングシートなどで「頑張ったのに成果が出ない」というケースがよくありますが、そういったことは一切ありませんでした。無駄な要素を加えてプレミアム感を出すのではなく、良い意味で質素でシンプルな分、やるべきことが明確で理解しやすく、成果を第一に追求している姿勢を運用中にひしひしと感じました。

一方、デメリットは特にないと思いますが、Wantedlyを運用し始める手前、最低限自社のことを表現できる準備や、口頭でも伝えられるレベルで方針や方向性が決まっていない状態で依頼すると、問題が生じる可能性があります。もちろん、それでも対応いただけるとは思いますが、応募者とのミスマッチや、的外れな応募が増える可能性があります。自分たちが求める人材像を明確にしていないと、他の媒体以上に無効エントリー数が増える可能性があります。無効な応募が増えることで、選考の工数も大幅に増加するため、早い段階でターゲットの絞り込みは行う必要があると思います。

志は一つ。年齢、性別、経歴が異なる多種多様なメンバーを採用できるのがWantedlyの魅力。

ーこれからWantedlyの運用代行を検討している企業に一言お願いできますでしょうか?

「何をやったらいいかわからない、やるかどうか迷っている」

という企業は、経済的に問題なければ必ずやった方がいいと思います。いきなり成功を望むよりも、適切に失敗を重ねて成功にたどり着けるのがこのサービスです。6か月の間で十分に実現可能だと感じました。

まず自分たちで運用してみてから考えようとする企業も多いと思いますが、その期間やリソースは無駄だと思います。導入することで、結果的に経営リスクや機会損失の削減にも繋がります。運用コストも高くなく、期間が終わってもストーリー機能は利用できるので、アカウントを持っていること自体がマイナスにはなりません。

導入を考えているなら絶対に実行した方がいいですし、今初めて「Wantedly」を知ったという方も、Wantedlyのアカウントは持っていた方が良いです。Wantedlyのアカウントを持つことで、求人の種類も無制限で行えますし、ストーリーを活用して採用広報機能も果たせ、長期的な会社の情報資産を蓄積できます。

最終的に、Wantedly採用にシフトすることで求職者の理解が深まり、精度が上がり、ナーチャリングにも役立つので、その点でも利用価値は非常に高いと思いますので、ぜひまずはWantedly採用を始め、LOGZGROUPさんにコンサルティングを依頼していただければと思います!

ー本日はありがとうございました!

こちらこそありがとうございました!

杉浦よりみなさまへ

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